あなたの住む街の地震危険度は?【世田谷区編】

いつどこで起きるかわからない大地震や気象災害「いま」災害が発生してもあなたは大丈夫ですか?

考えてみよう。災害時、あなたとあなたの大切な人が困ること、不安なこと。

東京都世田谷区 人口 917,771人 世帯数 496,340世帯 避難所の数 95か所(2024年3月現在) 

世田谷区は、下北沢や三軒茶屋、二子玉川や成城など、落ち着いた雰囲気の住宅街からおしゃれな飲食店、商業施設までさまざまなスポットがそろう人気のエリアです。

<地震に関する地域危険度とは?>

東京都では、地震に関する地域の危険性を地域危険度として公表しています。建物倒壊危険度と火災危険度に災害時活動の困難さを加味して総合化したものとして「総合危険度」を出しています。都内5192地区すべてに5段階の評価がついており数字が大きいほど危険度が高くなります。一番危険度の高いランク5に該当するのは5192地区の内85地区のみとなります。

<気になる世田谷区の危険度は?>

危険度ランク5 該当ありませんでした

危険度ランク4 北沢5丁目(263位)、経堂2丁目(221位)、祖師谷1丁目(259位)、祖師谷5丁目(368位)、太子堂5丁目(197位)、羽根木2丁目(148位)、船橋1丁目(275位)、松原1丁目(357位)、松原3丁目(262位)

その他の地域はすべて危険度ランク3以下となっており、全体的に世田谷区は地震の危険度が低いという評価となっています。特に大蔵1~6丁目、岡本1~3丁目、上野毛1~4丁目、上用賀1~6丁目、玉川1~4丁目、中町1~5丁目、野毛1~3丁目、用賀1~4丁目は付近一帯がすべて危険度1となっています。ただ、空き家が数万戸あるとも言われており、倒壊や火災に注意しなければいけません。また、多摩川や目黒川など12の河川が流れる自然豊かなエリアですが、同時に水害リスクも存在するエリアです。特に多摩川流域の玉川地域や砧地域は水害ハザードマップも確認してください。

<在宅避難と日常備蓄>

いつどこで起きるかわからない大地震や近年ますます激甚化する気象災害。大規模な災害が発生した場合、大都市では多くの帰宅困難者が発生し、避難所には人があふれることが予想されています。発災時に、避難所ではなく自宅で生活を送ることを『在宅避難』といいます。もし自宅の倒壊や浸水等の危険がなければ、慣れた自宅で過ごせるほうが発災時のストレスも軽くなるでしょう。日ごろから食料品や生活用品等の備えがあれば、いざというときにも安心です。

日常備蓄(ローリングストック)』とは、普段の生活において食品や生活必需品を少し多めにストックすることで、災害時にライフラインや物流が機能しなくなった場合に活用しようという考え方です。首都直下地震や南海トラフ地震では大規模な被害が想定されていますが、特に都市部では「在宅避難」を念頭にまずは「3日分」を目標に、物流が徐々に回復したとしても必要なものがすぐに入手できるようになるとは限らないことから「1週間」やその先も見据えた備蓄を意識して進めていくことが必要です。災害時には、自宅が無事であれば必ずしも避難所に行く必要はありません。自宅に留まったほうがいい場合も十分に考えられますので、家庭や職場で災害への備えを強化しましょう。

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